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植林のための穴掘り

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各サイトでの穴掘り労働者の賃金調整は、実に難航しました。

当初の計画では15ブル/50~70穴で話を進めており、地域との話し合いでは条件の同意を取り付けていました。しかし、あるサイトの農民たちが作業開始の直前になって条件への不満を訴え始めたのです。不思議なことに一つのサイトでこういう事が起こると、別のサイトでも連鎖的に同じ主張が広がっていきます。

雨季までそれほど時間的な余裕もありませんので、緊急で各郡・地域の管理者を集め、話し合い繰り返し、場所に応じて15ブル~18ブル/45~60穴と、ある程度の条件を改善をしました。紆余曲折の末、ようやく先週末にすべてのサイトで穴掘りが始まり、なんとか雨季に入る前には作業が完了できる見込みです。

さて、今回、賃金の交渉が難航した理由は、労働賃金の支払方法にあります。掘る穴の数が多いので、対費用効果を考え、日当ではなく出来高で支払いをすること決めていました。1人の農民が1日100穴以上掘る事は十分に可能です。仕事量に応じて支払いは変わりますが、平均して通常の日当よりも高い一人当たり20ブル以上の収入になるように計算していました。しっかり働いてもらって、その分の支払いをするのが狙いです。

ただ、日当で働くことに慣れている農民たちは、なかなかこの方式が受け入れられないようです。日当であれば、がんばっても、がんばらなくても、支払いは同じです。仕事が遅れればその分日当がもらえる期間が増えるわけです。実際に始めてみれば、彼らも短期間で日当よりもいい収入があるとわかるとは思うのですが、地域のつながりの強い場所なので、100人中2、3人でも反対をする人がいれば、なかなか同意にはいたらないわけです。

ちなみに、今年は来年への布石として、それほど重要でないサイトは予算立てから交渉までをフィールドスタッフたち任せてみました。失敗もありましたが、彼らにとってもいい経験になったと思います。来年度の植林は土地の確保から、労働者の調整まで、今年よりも難しくなると予想をしています。この経験は来年、確実に活きてくるはずです。
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現在5代目となるラリベラ事務所の駐在員です。鎌倉生まれ鎌倉育ちの、生粋の鎌倉人。趣味サーフィン、お祭り、ロッククライミング、温泉。1978年9月8日生まれ。

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